ギターを始めるのにいくらかかる?初心者の予算と必要なもの
ギター初心者が始めるときの予算を、購入前に試す・最低限そろえる・自宅でしっかり練習する3つの考え方で解説。エレキギターで必要なものと、予算を決める順番が分かります。

「ギターを始めたいけれど、結局いくら用意すればいいのだろう」
エレキギターは本体だけで終わりではありません。アンプ、ケーブル、チューナー、ピックなどがあり、調べるほど予算の正解が分からなくなるものです。
結論からいうと、最初に決めるべきなのは金額そのものではなく、どこで・どのように最初の音を出すかです。
自宅でアンプから音を出して練習したい人と、まず一度ギターに触れて続けられそうか確かめたい人では、必要なものも使うお金も変わります。この記事では、エレキギターを始める人向けに、予算の考え方と必要なものを整理します。
結論:予算は「本体」と「音を出す方法」をセットで考える
ギターを始める費用は、ギター本体の値札だけでは決まりません。
エレキギターは、弦の振動を電気信号に変えて、アンプやヘッドホン環境から音を出す楽器です。ギターに加えて、音を出す方法と最低限の小物が必要になります。
最初の予算を考えるときは、次の順番がおすすめです。
- 最初にどこで弾くかを決める
- 好きな音楽に合うギターの候補を考える
- 本体以外に必要なものを書き出す
- 購入後に困ったときの相談先も含めて選ぶ
「とにかく一番安く」よりも、「買ったあとに一音鳴らせる状態まで何が必要か」で考えると、買い忘れや不要な出費を減らせます。
エレキギターを始めるときに必要なもの
最初から必要なものと、始めてから足せばよいものを分けて考えましょう。
| もの | 役割 | 優先度 |
|---|---|---|
| エレキギター本体 | 実際に演奏する楽器 | 最優先 |
| 音を出す環境 | アンプ、ヘッドホンアンプ、オーディオインターフェースなど | 最優先 |
| シールド | ギターとアンプをつなぐケーブル | アンプを使うなら必要 |
| チューナー | 6本の弦を正しい音に合わせる | 必要 |
| ピック | 弦を弾くための小さな板 | ほぼ必要 |
| ケース | 保管・持ち運び | 保管方法に応じて必要 |
| スタンド | ギターを安全に置く | あると便利 |
| ストラップ | 立って弾くためのベルト | 後からでもよい |
| 交換弦・手入れ用品 | 弦交換や日常の手入れ | 急いでそろえなくてよい |
エフェクター、録音機材、たくさんのピックやアクセサリーは、最初から必須ではありません。気になる音が出てきたり、弾き方が変わったりしてから選んでも遅くありません。
予算は3つの始め方で変わる
まず一度、購入前に試してみる
まだ「本当に続けたいか」「エレキギターとアコースティックギターのどちらが合うか」が分からないなら、先に買わずに触ってみる方法があります。
楽器店で試奏する、知人から借りる、楽器を用意している単発の体験に参加するなどです。この段階で必要なのは、大きな購入予算ではなく、実際に持ったときの感覚や音の好みを知るための費用です。
何も弾けなくても問題ありません。椅子に座って構える、弦を一本鳴らす、アンプの音を聴く。それだけでも、動画や写真だけでは分からないことがあります。
GUITAR ONEでは、ギターを持っていない完全初心者も、複数のエレキギターから選んでセッション中に試せます。購入のためだけの相談サービスではありませんが、好きな音楽や予算に合わせた選び方は、セッション中や前後、LINEでも相談できます。
最低限の道具をそろえて、自宅で始める
自宅で弾き始めると決めているなら、ギター本体に加えて、音を出す環境と小物をそろえます。
目安としては、全体で3万円台から5万円台をひとつの検討ラインにすると、選べる選択肢が増えます。ただし、これは「この価格なら必ず良い」「これ未満では始められない」という境界ではありません。
予算を抑えるなら、次のような考え方があります。
- 必要なものが入った初心者セットを選ぶ
- 自宅ではヘッドホンを使える機材を選ぶ
- スタンドやストラップなどは、必要になってから足す
- 近くの楽器店で調整や相談ができるか確認する
初心者セットを選ぶ場合も、セットの点数より、ギター本体の弾きやすさと音を出す環境を優先しましょう。詳しくは「ギター初心者セットは買うべき?」の記事で解説しています。
自宅でしっかり練習できる環境まで整える
好きなギターの形や音がある程度決まっていて、家でも継続して弾くつもりなら、全体で5万円台から8万円前後を考える人も多いでしょう。
この予算帯では、ギター本体にある程度の予算を残しながら、アンプやヘッドホンで気持ちよく音を出す環境を選びやすくなります。
ただし、価格だけで弾きやすさが決まるわけではありません。同じ予算でも、身体に合う重さやネックの握り心地、好きな音楽に近い見た目が違います。
「長く使えるものを」と考えるほど、最初に候補を絞りすぎず、数本を触って比べる価値があります。
予算別に、どこへお金をかけるべき?
予算が限られているときは、すべてを少しずつ安くするより、優先順位をつける方が選びやすくなります。
まずはギター本体の弾きやすさ
最初に見るべきなのは、持ちやすさと弦の押さえやすさです。
ギターは同じように見えても、ネックの握り心地、重量、ボディの形、弦の高さに違いがあります。弾きにくい状態を「自分が初心者だから」と受け入れてしまうと、練習を始める前から疲れてしまうことがあります。
通販で買う場合も、到着後の初期不良や調整への対応を確認しておくと安心です。
次に、音を出す環境
エレキギターは、アンプや設定で印象が大きく変わります。
自宅で大きな音を出しにくいなら、ヘッドホンをつなげられるかを先に確認しましょう。反対に、スタジオで弾くことが多いなら、自宅用アンプを急いで買わず、まずギター本体に予算を使う選択もあります。
「好きな曲と違う音がする」と感じたとき、原因はギター本体だけとは限りません。アンプ、音量、音色の設定、弾き方のどこに理由があるのかを一つずつ見られる環境が大切です。
小物は、必要なものから
チューナーとピックは最初にそろえたい道具です。一方で、カポタスト、エフェクター、複数種類のケーブルなどは、最初から買い込まなくても構いません。
弾き始めると、「立って弾きたい」「弦を替えたい」「録音してみたい」といった次の欲求が出てきます。そのタイミングで買い足す方が、無駄になりにくく、自分に合う道具を選べます。
予算を決める前に確認したい5つのこと
候補を比べる前に、次の5つをメモしてみてください。
-
最初に弾く場所はどこか
自宅、スタジオ、友人の家など。音量を出せる環境かで必要な機材が変わります。 -
好きな音楽は何か
好きなアーティストや曲を挙げると、エレキかアコースティックか、惹かれる形や音の方向が見えやすくなります。 -
購入前に触れられるか
楽器店、知人、体験の機会を使い、重さや構えやすさを確かめられるか考えます。 -
予算に、本体以外の費用を入れたか
アンプ、ケーブル、チューナー、ピック、ケースなどを別にしていないか確認します。 -
困ったときに相談できるか
チューニングや接続、弾きにくさで止まったとき、購入店や経験者に相談できるかも大切です。
よくある迷い:最初から高いギターを買うべき?
無理をして高価なギターを買う必要はありません。一方で、「続くか分からないから最安のもの」と決める前に、弾きやすさや購入後の相談先まで見ておくと失敗を減らせます。
最初の一本は、資産価値やスペック表だけでなく、手に取ったときにもう一度弾きたくなるかで選ぶものです。
続くかどうかが不安なら、購入前に試す。予算が決まっているなら、必要なものだけをそろえる。好きな音楽やギターの形がはっきりしているなら、その気持ちを本体選びに反映する。
自分の現在地に合う選び方で始めることが、結果的に遠回りを減らします。
まとめ:最初の予算は「また弾きたい」を作るために使おう
ギターを始めるのに必要な費用は、ギター本体だけでは決まりません。どこで弾くか、どう音を出すか、どこまで最初にそろえるかによって変わります。
購入前に一度試すなら、大きな買い物を急がなくても大丈夫です。自宅で始めるなら、ギター本体、音を出す環境、チューナーとピックを優先しましょう。
金額の正解を探し続けるより、最初に一音鳴らせる状態を作ること。そこから必要なものを少しずつ増やしていく方が、ギターは長く続きやすくなります。

