ギターの始め方

ギターは何ヶ月で弾ける?初心者が一曲弾けるまでの目安

ギター初心者は何ヶ月で曲を弾ける?最初の一音、短いフレーズ、一曲を通して弾くまでの目安と、上達を急ぐ前に決めたいゴールを解説します。

GUITAR ONE編集部
夜の自宅で譜面を見ながらエレキギターのフレーズを練習する男性

「ギターを始めたら、何ヶ月くらいで曲を弾けるようになるのだろう」

これからギターを買う人や、始めたばかりの人にとって、上達までの期間は気になるものです。数週間で弾けるという話もあれば、何年も必要だという話もあり、どれを信じればよいのか分からなくなることもあるでしょう。

結論からいうと、ギターは初日から音を鳴らせます。短いフレーズなら、その日のうちに弾けることもあります。簡単にした一曲を最初から最後までつなぐなら、数週間から3ヶ月ほどがひとつの目安です。

ただし、これは誰にでも当てはまる期限ではありません。「弾ける」の基準、選ぶ曲、自宅でギターに触れる頻度によって必要な期間は大きく変わります。

この記事では、完全初心者が最初の一音から一曲へ進むまでの目安と、自分に合ったゴールの決め方を解説します。

結論:最初の一音は初日、一曲は数週間から3ヶ月が目安

ギターが弾けるようになるまでの期間は、到達したい状態を分けると考えやすくなります。

最初のゴール期間の目安できることの例
音を鳴らす初日ギターを構え、弦を一本鳴らす
短いフレーズを弾く初日〜数週間一本の弦を使ったリフやメロディをゆっくり弾く
曲の一部分を弾く数週間〜2ヶ月イントロやサビを、テンポを落として弾く
簡単にした一曲を通す1〜3ヶ月ほどコードやフレーズを簡略化し、止まりながらでも最後まで進む
原曲に近いテンポと音で弾く数ヶ月以上リズム、音色、細かな奏法まで含めて再現する

大切なのは、この表を締め切りにしないことです。

同じ一曲でも、コードを簡単な形に置き換えて弾くのか、原曲のギターパートを細部まで再現するのかで難しさは変わります。数分のシンプルな曲と、速いソロや複雑なリズムを含む曲も同じではありません。

まずは「一曲を完璧に弾く」より、「好きな部分を自分の音で鳴らす」を最初のゴールにすると、始めた日から前進を感じやすくなります。

「弾ける」の意味を決めると、必要な期間が見えてくる

「ギターはどれくらいで弾けるか」という質問に一つの答えがないのは、人によって完成の基準が違うからです。

たとえば、次の状態はすべて「弾ける」と表現できます。

  • 一本の弦で好きな曲のメロディを鳴らせる
  • 二つか三つのコードを切り替えられる
  • 原曲に合わせてサビだけ参加できる
  • 途中で止まりながらも、一曲を最後まで進められる
  • 原曲と同じテンポで、人前でも安定して演奏できる

完全初心者が最初から最後の状態だけを目標にすると、できていることが増えても「まだ弾けない」と感じやすくなります。

最初は、三十秒ほどのフレーズでも構いません。昨日は一音ずつ確認していた部分が、今日は二音続けて鳴った。それも明確な上達です。

期間を調べる前に、「どの曲の、どの部分を、どのくらいの速さで弾きたいか」を決めてみてください。ゴールが具体的になるほど、必要な練習も少なくできます。

初心者が最初の1ヶ月で目指せること

最初の1ヶ月は、たくさんのコードや理論を覚える期間ではありません。ギターに触れる準備を自分でできるようになり、短い音をつなげていく期間です。

最初の数日:ギターを持ち、狙った弦を鳴らす

最初は、ギターの構え方、ピックの持ち方、チューニングを覚えます。

一本の弦を弾くだけなら簡単に見えますが、狙った弦にピックを当て、一定の音量で鳴らすには少し慣れが必要です。左手で弦を押さえると、指先が痛くなったり、音が詰まったりすることもあります。

この段階では、きれいな音を長く保つことより、自分で準備して何度でも音を出せることを目指します。

1〜2週間:短いフレーズをつなぐ

一本の弦を狙って鳴らせるようになったら、押さえる場所を変えて、二音、三音とつなげます。

好きな曲の印象的なリフやメロディを短く切り出すと、練習の目的が分かりやすくなります。最初から原曲と同じ速さで弾く必要はありません。音と音の間に時間が空いても、順番どおりに鳴らせれば十分です。

エレキギターなら、アンプの音色を変えるだけでも同じフレーズの印象が変わります。弾き方だけでなく、「自分が鳴らしたかった音に少し近づいた」と感じることも、続ける理由になります。

3〜4週間:曲の一部分を繰り返す

短いフレーズに慣れたら、イントロやサビなど、まとまりのある一部分へ広げます。

一曲すべてを最初から順番に練習するより、弾きたい部分を十秒、二十秒と区切る方が、できない場所を見つけやすくなります。難しい一音があれば、その前後だけを取り出して繰り返します。

一ヶ月の終わりに一曲を通せなくても問題ありません。原曲を流したときに、自分が弾ける部分だけ参加できれば、すでに音楽の中へ入れています。

一曲を弾けるまでの期間を変える5つの要素

同じ日に始めた人でも、進み方は同じではありません。才能より先に、次の五つが必要な期間を大きく変えます。

1. 選んだ曲の難しさ

初心者向けと紹介されている曲でも、難しい場所は異なります。

コード数が少なくても切り替えが速い曲、単音中心でもテンポが速い曲、音は簡単でもリズムが複雑な曲があります。好きな曲を諦める必要はありませんが、最初は原曲を簡単な形に置き換えられると進めやすくなります。

2. 一回の長さより、触れる回数

休日に一度だけ長時間弾くより、短時間でも週に何度かギターを持つ方が、前回の感覚を思い出しやすくなります。

毎日必ず練習する必要はありません。五分だけチューニングする日、好きなフレーズを一回だけ鳴らす日があっても構いません。ギターを持つまでの間隔を空けすぎないことが大切です。

3. ギターの弾きやすさと状態

弦が高すぎる、チューニングが安定しない、アンプのつなぎ方が分からない。こうした問題があると、練習以前のところで止まってしまいます。

初心者は、音が出ない原因を自分の指や才能だけに求めがちです。強く押さえても音がきれいに出ないときは、持ち方だけでなく、ギターの状態も経験者や楽器店に確認してもらいましょう。

4. できない原因を早く見つけられるか

音が詰まる原因が指の位置なのか、余計な弦に触れているのか、ピックの当て方なのか。原因が分かれば、練習する場所を絞れます。

独学でも、手元をスマートフォンで撮影すると、自分の動きを見直しやすくなります。それでも分からない場合は、一度だけ経験者に見てもらうことで、同じ場所を何週間も繰り返す時間を減らせます。

5. 完成を急ぎすぎないこと

一音間違えたら最初からやり直す練習を続けると、曲の前半ばかり上手くなり、最後まで進めません。

まずは止まってもよいので全体をつなぐ。その後で、気になる部分を少しずつ直す。この順番にすると、「一曲を弾く感覚」を早い段階で得られます。

早く弾けるようになるために、最初にやること

短期間で上達しようとして練習量を急に増やすより、迷う時間を減らす方が効果的です。

曲ではなく、最初の十秒を選ぶ

弾きたい曲を一つ決めたら、その中で最も鳴らしてみたい十秒を選びます。

イントロのリフ、サビのコード、歌の後ろで鳴っている短いフレーズなど、場所はどこでも構いません。ゴールが小さければ、必要な指の動きや音色に集中できます。

原曲の速さから離れる

最初は、正しい音を順番に鳴らせる速さまで落とします。

速く弾いて何度も間違えるより、ゆっくり同じ動きを繰り返す方が、手の動きを覚えやすくなります。少し安定したら、原曲を短く再生し、自分が入れる場所だけ合わせてみましょう。

一回の練習で直すことを一つにする

リズム、音のきれいさ、指の形、速さを同時に直そうとすると、何が改善したのか分かりません。

今日は音の順番、次はリズムというように、一回の練習で見るものを一つにします。十秒ほど録画しておくと、数日後に小さな変化を確認できます。

分からない状態を長く抱えない

動画をいくつ見ても同じ音が出ないときは、教材を増やす前に原因を確認します。

ギターを弾ける知人、楽器店、教室や単発の体験など、実際の手元と音を見てもらえる相手に相談すると、次に何をすればよいかを絞りやすくなります。

教室へ通えば、早く弾けるようになる?

教室やレッスンには、初心者が迷う時間を減らせる利点があります。持ち方や音の出し方をその場で直し、今の自分に必要な練習を選んでもらえるからです。

ただし、通う回数だけで上達が決まるわけではありません。

レッスンの間に一度もギターへ触れなければ、毎回前回の内容を思い出すところから始まります。反対に、独学でも短い時間で繰り返し触れ、分からないところだけ相談できれば進めやすくなります。

教わる時間は、練習の代わりというより「次に自分で試すことを明確にする時間」と考えるとよいでしょう。

まだギターを持っておらず、自宅練習を始めるかも決めていないなら、最初から上達までの計画を立てる必要はありません。まず一度ギターを鳴らし、また触りたいと思えるかを確かめる方法もあります。

GUITAR ONEは、最初の一音から短いセッションまで体験できる

GUITAR ONEのセッションでは、ギターを持っていない完全初心者でも、スタジオでエレキギターを実際に鳴らせます。

最初はギターの持ち方やアンプの音を確かめ、一音、短いフレーズへ進みます。最後は、すべてを完璧に覚えることではなく、ホストと一緒に音楽に合わせて音を鳴らすことを目指します。

一回の体験だけで一曲を完成させるものではありません。しかし、「何ヶ月続ければ楽しくなるのか」を想像する前に、その日のうちに自分の音が音楽へ混ざる感覚を確かめられます。

体験のあとに、家で独学を始める、ギターを選ぶ、教室へ通う、必要なタイミングでもう一度セッションへ来るなど、次の進み方を決められます。

まとめ:何ヶ月かより、最初の十秒を決めよう

ギターは、初日から音を鳴らせます。短いフレーズはその日から数週間、簡単にした一曲を最後までつなぐなら、数週間から3ヶ月ほどがひとつの目安です。

ただし、期間は選ぶ曲、完成の基準、ギターに触れる頻度によって変わります。誰かの一ヶ月と比べて、自分が遅いと判断する必要はありません。

まずは、好きな曲の中から最初の十秒を選んでください。ゆっくりでも、その部分を自分の音で鳴らせたら、もう「ギターを弾く」は始まっています。

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